立体的な着眼点
物事には、3つの着眼点があると思っています。
1つ目が「正論派」。
「ダイエットは健康にいいですよ」
という直球ど真ん中です。
そりゃそうだよね、と誰もがうなづける内容は、正直正論すぎて面白くありません。
次に出てくるのが「反論派」。
「健康のためのダイエットは実は逆効果!?」
という”常識”に一石を投じる内容です。
これはこれでタチが悪く…自分の意見に振り向いて欲しいがゆえに、あえて本筋を否定しにかかる人がいます。
最近の健康本の見出しは、この傾向が強いように感じます。
「継続はいらない!?」「食事制限もいらない!?」「これさえやれば他の運動はいらない!?」
などです。
共通しているのは文末の「!?」でしょう。
無責任だなぁ、、とも思います。
世の中を大きく動かすためには、正論派の「オモテ攻撃」でも、反論派の「ウラ攻撃」でも足りません。
大切なのは表裏ではなく「奥」です。
「あー、そうきたか」「言われてみれば、確かにそれ欲しかった」という着眼点です。
昨年、ちょっとしたブームになった「ストレッチ開脚本」はまさにこの例だと思います。
「ストレッチは大事ですよ」という話がオモテ。
「運動前にはストレッチをやらないほうがいいかも!?」という話がウラ。
「開脚は柔らかさの象徴!とりあえずできるようになってみない?」という話が奥です。
オモテ、ウラ、奥。
この立体的な着眼点を持てる人こそが、これからの時代を牽引していくと思います。