ペルソナとシャドー
ペルソナとは「仮面」、シャドーとは「本性」です。
人はどんな時も「仮面」をかぶって生きています。
家では”父”という仮面、職場では”上司”という仮面、レストランでは”客”という仮面。
今のあなたはどんな仮面をかぶっていますか?
そしてその「仮面」の下には、必ず「本性」が眠っています。
この仮面と本性のギャップが大きくなる時、私たちの精神状態は不安定になってしまいます。
以前、私が尊敬する大好きな上司が病に伏したことがありました。
彼は誰もが認める「できる人」。
仕事が早くて、笑顔が素敵で、いつも「キラキラ」していました。
しかし、ある時から急に欠勤が多くなり…
精神状態が不安定になったことを理由に入院、そのまま会社を去ってしまいました。。
彼はどんな時も「できる自分」「キラキラしている自分」という仮面をかぶり続けた結果、誰にも自分の弱さや心の悩みを打ち明けることができなかったのです。
その無理がたたり、ある日を境にして急に精神状態が乱れ、人前にでることができなくなってしまいました。
これこそまさにペルソナとシャドーの”ギャップの蓄積”です。
人間は弱く脆い存在です。
毎日100%で頑張れる人なんて絶対にいません。
時には自分のシャドーに対して素直になり「できない自分」「ドロドロしている自分」と向き合う時間も必要です。
だからこそ、大人になったら自分が所属するコミュニティの数は増やしていきましょう。
自宅と職場しかコミュニティがなかったら、仮面を外すチャンスがありません。
自分は今、どんな仮面をつけているのか。
本当はどんな仮面をつけたいのか。
取り返しがつかなくなるまえに、一度見つめ直す時間を持つべきだと私は思います。