頑張らないことを決めること
頑張らないことを決めること。
これは現代人にとって、とても大切なことだと思います。
なぜなら、
自分が頑張らないことを決めると、人が頑張らないことを「許せる」ようになるからです。
現代に生きる多くの人は、とにかく自分を「〜ねばならない」の概念に縛りつけています。
- 毎日、通勤電車に乗らねばならない。
- 嫌な仕事も引き受けねばならない。
- 一生、一人の異性を愛し続けねばならない。
などなど。
だからこそ縛られていない人を見つけると、凶暴な感情を止めることができません。
芸能人の不倫報道、ユーチューバー叩きなどがいい例です。
自分には全く関係がないことなのに「おれだって我慢してがんばっているんだから、お前も我慢しろよ」というマインドのもと、「許す」ことができません。
しかし、叩く人ほど心の奥底には共感の思いが眠っています。
「若くて美人な子とお泊まりデートなんていいなぁ」
「人間関係にも振り回されずに、毎月50万?いいなぁ」
本当は羨ましく仕方なくて、できれば自分もそっちの世界に行ってみたい気持ちもあるのに、
「いや、自分はこの環境で頑張らねばならない」と自分で自分を押さえつけ、外野から野次を飛ばしているのです。
人のやることなすことが気になって仕方ないのは、自分が頑張りすぎている証拠です。
肩の力を抜いて、たまにはこっそりデートでもしてみたらいかがでしょう?
「許す気持ち」が人生をより豊かにすると思います。
「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。
- 作者: 横山泰行
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 157,444回
- この商品を含むブログ (45件) を見る