【致知】2017年9月号「閃き」を読んでみての感想
今月の致知のテーマは「閃き」でした。
閃き=新しいアイディアが降りてくる瞬間、これを意図的に作り出すにはどうすればよいかを今日は考えてみたいと思います。
<心に残った言葉シリーズ>
まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。
<松下幸之助氏>
・「熱意が基本にあると、絶えず、寝ている間でさえも考えるようになる。…そうなると不思議なもので新しいことが浮かんでくるものだ。」
・「浮かばないとすれば、それは熱意が足りないことにほかならない。」
「閃き」のきっかけは、とにかく「考え続ける」ことです。
必要に迫られ、寝ても冷めても考え続けるところから、新しいアイディアが生まれてきます。
「浮かばないとすれば、それは熱意が足りないことにほかならない」。
これは間違いないですよね。
愚痴や弱音を吐く前に、自分の熱意が充分に足りているのかを見つめ直すことが大切だと思います。
<クリエイティブディレクター:水野学氏 × 中川政七商店社長:中川政七氏>
・「閃きというのも、何かと何かの密着から生まれてくると僕は思うんです。」
・「そしてうまく接着ができるかどうかは、その人の持つ知識や興味、環境といった様々な要因によるところが大きいと言えるでしょう。」
・「よいアイディアは、間違いなく知識の量に比例していると思います。」(引用:同書P55)
「閃き」というと、私たちはとかく「0→1」をイメージします。
しかし、真の「閃き」とは「0」から新しいものを作り出すというよりも、今あるものに目をむけて、改善・発展をさせていくことである、と気づかされました。
そして「1+2→3」を実践するためには、自分の頭の中に「1」や「2」という情報・知識をストックしておく必要があります。
日頃からいろいろな分野の勉強をしておくことは、閃きを生み出すためにも大切なことなんですね。
<経済・経営ジャーナリスト:桑原晃弥氏>
・「私たちのビジネスの世界も同じで、例えば「3時間の残業時間を2時間に減らそう」と知恵を絞っていけば、そこに何かの閃きが生まれます。」
・「大切なのは、その閃きを形にしてみることです。」
・「たとえ小さな閃きでも形にすることで、そこに新たな問題が見えてきます。」(引用:同書P31)
「とにかく実行」「形にしてみる」これは何事においてもあてはまります。
せっかくいいアイディアが思いついたとしても「どうせ無理だからやらない」という選択をしていては、前へ進めません。
小さなことでもいいからとにかくまずはやってみる、この心がけが大切だと思います。
<閃きをもたらす要素>
私は現在、種類の異なるブログを3つ運営しています。
- 自分のライフワークであり、仕事の中心でもある「ストレッチ関係」のブログ
- 自分の苦手分野である食事や栄養を改善するために毎日行っている「スムージー生活」をまとめているブログ
- 思考力を磨くために「日々の生活で気付いたこと」をまとめていくブログ
どれも愛着をもって運用していますが、最初から3つのブログをやっていこうと考えていたわけではありません。
やり続けていく中でふと現れる「あ、これもやってみたいな」「こういうのがあったらいいな」という閃きを大切にして今までやってきました。
つまるところ「閃き」には
- 熱意を持って「考え続ける」こと
- 「多ジャンルの勉強」を行うこと
- 思いついたら「やってみる」こと
この3つの要素がポイントになってくるかと思います。
よりよい「閃き」を得るためには、この3つの要素を「継続」していくことが大切です。
そして「継続」していくためには、
- なぜやるのか
- 何のためにやっていくのか
という「原点」も重要になってきます。
だからこそ、閃きを生み出すために1番大切にしなければならないことは「何のために」という原点を磨くことだと思います。
勉強が続かないのも、次の一歩が踏み出せないのも、新しいアイディアが降りてこないのも、全部「何のために」が曖昧だからです。
まずはじっくり自分と向き合って「何のために」を磨いてみてください。
それが全てのスタートだと思います。