「人生はお金じゃない」なんて言わないで。
「人生はお金じゃないんだ」「夢と感謝に生きよう」
そんなことを言う大人がちょっとキライだった時期がありました。
『人生はお金じゃない』
言いたいことはなんとなくわかります。
でもこのセリフを口にする人は
- お金に恵まれない人生で、お金から逃げている人
- 十分なお金を持ち、お金から解放された人
のどちらかです。
①の「お金から逃げている人」の言葉には耳を貸す必要はありません。
なぜならそこには「負け惜しみ」が含まれているからです。
「持っていない人が、持ったこともないものを、持っていない方がいい」
と言うこと自体、おかしなことです。
聞く耳を持つ必要はないと思います。
厄介なのは②の「お金から解放された人」が言う「人生はお金じゃない」の言葉です。
成功者のその言葉を聞くと
「なるほどな、人生はお金を追い求めちゃいけないのか…」
としみじみ感じてしまいます。
すると、せっかくお金を手にするチャンスが回ってきたとしても
「いやいや、人生はお金じゃないから。私は別にいらないよ」
とあえて避けてしまうことがあります。
お金を稼ぐ、つまり収入とは何かを突き詰めて考えれば、それは「影響力」です。
- どれだけの人を楽しませたか
- どれだけの人を幸せにしたか
- どれだけの人を笑顔に導いたか
が収入の大きさにつながります。
要するに「影響を及ぼした人の”数”の多さ」です。
10人を幸せにするサービスを行っている人と、10,000,000人を幸せにするサービスを行っている人がいたとしたら、後者のほうが収入は大きくなります。
だから「お金を稼ぎたい」と思うのであれば、
『より多くの人を幸せにできるサービスとは何か』を考えていく必要があります。
「人生はお金じゃない」「お金なんてもたなくていい」という言葉は、自分の存在を否定することにもつながってしまいます。
だからこそ、堂々と言えばいいと思います。
「わたしはたくさんの人を幸せにしたい。それによってお金持ちになりたい」と。
人生にとってお金は大切です。
大切なことを大切だと認識することがすべてのスタートだと思います。