【致知】2018年7月号「人間の花」を読んでみての感想
今月の致知のテーマは「人間の花」でした。
人生は一度きりですから、ぜひ一花咲かせたいものです。
今日はこのことについて考えてみたいと思います。
<心に残った言葉シリーズ>
まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。
「りんご農家:木村秋則氏 × 関西シェフ同友会会長:小西忠禮氏」
「すぐに結果を求めてはいけない。思いがけない転機がいつ訪れても対応できるように、日頃からしっかり自分を磨いておかなければいかんよと、私は若い人によく言うんです。
怠らずに自分磨きを続けておれば、りんごの木に益虫が集まってくるように必要とされて仕事のほうからやってくる。自分磨きをしておれば、自然に黄金の花が咲くんです。」(引用:同書p73)
「農薬がなければ神でもつくれない」と言われていたりんご栽培において、無農薬栽培を実現したのが木村氏です。
農業は自然を相手にしているため、とかく時間がかかります。
今やっているやり方で失敗をしてしまったら、次のやり方にチャレンジできるのはまた1年後です。
この作業を長年繰り返すことで、成果を出した木村氏の言葉の中には、
- 継続すること
- 我慢すること
- あきらめないこと
- 感謝をすること
というキーワードが何回も登場していました。
花はすぐには咲きません。
「凡事の徹底×長い歳月=花が咲く」
という言葉の通り、ぶれない目標をもって日々コツコツ頑張ることが大切なんだなぁと改めて実感しました。
「円覚寺:横田南嶺氏 × 圓融寺:阿純章氏」
「花というのは歩いた先にはあるのではなく、歩いたその足跡に咲くものなのではないかと思うんです。
そしてふと振り返った時に、人それぞれに素晴らしい花畑が後ろに広がっているのだと私は思います。」(引用:同書p31)
なるほど、そういう考え方もあるのかと驚きました。
「花を咲かせる」と考えると、
- ゴールはずっと先にあって
- ひたすらに努力、我慢、継続の苦労の時期を乗り越えて
- ようやく小さな花が咲く
と考えがちです。
ただこの考え方は、正直少し疲れてしまいます。
いつまで頑張ればいいのか、どこまでやり遂げればいいのか、が不明瞭になってしまうと「ここまでして花を咲かせる必要はあるのか」というそもそも論に行き着いてしまうこともあるでしょう。
そうではなくて「花はすでに咲いている」と考えれば、今この瞬間をもっと丁寧に生きようと襟を正すことができます。
ものは考えようです。
見方を変えれば、人生はもっと楽しくなりそうです。
<自分にとっての”花”とは?>
今の自分にとっての”花”とは一体何なのだろう…とふと考えてみました。
今の給料の10倍を稼ぎ出したら花が咲いたと言えるのか…いや、きっと言えないと思います。
では何をもってして”花が咲いた”になるのでしょう。
やっぱり大切なのは「人生の目的」であり「志」だと思います。
私の夢は「すべての人がストレッチをする文化を創る」ということです。
歯磨きをすることと同じくらいの感覚で、ストレッチをする習慣が広まればきっと社会は変えられると信じています。
だからこそ、ストレッチの情報・体のケアの大切さを発信していくことが今の私の仕事の1つです。
*こういったブログも運営しています:
今から3年ほど前には、月間100PVにも満たなかった個人ブログですが、今では月間100,000PVを超えるメディアに成長してきました。
日々の仕事を通じて、一人でも多くの人に
- 「ストレッチって大切なんだな」
- 「私もやり始めてみようかな」
と思っていただけたら、これに勝る喜びはありません。
この輪がどんどん広がっていき「この人のおかげで私の人生は変わった」と思われるくらいの存在になれたら、きっと”花が咲いた”と感じることができるでしょう。
つまるところ、結局は
- 自分の人生で何を成し遂げたいか
を明確にすることが全てのスタートだと思います。
なぜならこれは”花を咲かせる”ための「種」だからです。
花を咲かせようと意気込んだところで、種がなければ花は永遠に咲きません。
まずは丁寧に種を蒔くことから始めていこうと思います。