すとれっちタイム

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【致知】2018年9月号「内発力」を読んでみての感想

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 今月の致知のテーマは「内発力」でした。

やらされるのではなく、やってやろうという気持ち、これが内発力です。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

熊本県大津高校サッカー部総監督:平岡和徳氏」

「高い目標を持って日々のトレーニングに全力で励む選手は、いつも変化を求めている分、成長は早いと思います。変化の先にしか進化はありませんので、変化を創り出す内側のエネルギー(内発力)がないといけません。」
「その大前提となるのが主体性です。やらされ感では何も行動は変わらない。よくなるのは返事だけです(笑)。」(引用:同書p53)

本の学校教育や部活動は、まだまだトップダウンが強すぎます。

先生の言うことは絶対、返事は「はい」だけ…という前時代的な考え方が未だ根強く残っているのが現実です。

しかし、近年結果を出している学校はこの考え方を抜け出しつつあります。

どんなに環境を整えても、結局本人たちが乗り気にならなければ大きな成果は挙げられません。

”名将”と呼ばれる監督は、選手の内発力を高めるプロフェッショナルです。

見習わなければならないところがたくさんありますね。

 

「ALSOK会長:村井温氏 × 全日本柔道男子代表監督:井上康生氏」

「自分はコーチによく覚悟を決めろと言われてきたけど、覚悟は外から言われて決めるものじゃない、覚悟は自分自身でもつものなんです。(引用:同書p66)」

「人間、いくら頭がよくても、また、いい学校を出ていても、本当の成功にはあまり関係ありません。やはり最後は本気でこれをやってやろうという強い意欲、内発力がない人には、人生を発展させていくことはできないと思っています。(引用:同書p67)」

頭がいいだとか、成績が優秀だとか、〇〇大学を卒業しているだとかを誇れるのはせいぜい20代中盤まででしょう。

世間はその本人たちが思っている以上に、そこに価値は見出していません。

世の中を動かしていくのは「絶対に成し遂げたい」という強い原動力を持っている人です。

原動力、モチベーション、やる気、熱意、情熱…いろいろな言葉がありますが、結局は”内発力”という言葉にまとめられます。

内発力をもつことは、どの世界においても重要なことなんですね。

 

<内発力を持つためには>

では内発力はどうしたら持てるのでしょうか?

内発力を引き出すキーワードは「成功体験」だと思っています。

どんなにやる気に満ち溢れていても、失敗続きで何も前進できなかったら、いずれ心が折れてしまいます。

ある程度の”できた”が積み重なっていくと、もっとやりたい・もっとこの価値を広めていきたいというモチベーションが湧いてきます。

そのためにも、まずやるべきことは”行動”でしょう。

動き出さなければ、今日と同じ明日しかやってきません。

そのことを肝に銘じて、今日も仕事に励みたいと思います。

やる気のスイッチ! (Sanctuary books)

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「やる気はあるのに動けない」そんな自分を操るコツ

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