【致知】2018年2月号「活機応変」を読んでみての感想
今月の致知のテーマは「活機応変:かつきおうへん」でした。
「機」とは機会、チャンスのことです。
チャンスを活かして、変化に応じる…それが「活機応変」です。
今日はこのことについて考えてみたいと思います。
<心に残った言葉シリーズ>
まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。
「愛知専門尼僧堂:青山俊董氏 × サンガ天城庵:戸澤宗充氏」
「同じ病気をしましても、それをチャンスと受け止めれば、失うことを通し、病むことを通して学ばせていただくことがたくさんある。平素から三つ失ったら、そのことを通して五つ気づくくらいの心構えでおれば、すべて喜びとなる。(引用:同書p79)
人生にはプラスとマイナスの出来事があるように思えます。
しかし、出来事の内容自体には、プラスもマイナスもありません。
プラスと感じるかマイナスと感じるかは、自分次第です。
「3つ失ったら、そこから5つ気づけ」
この言葉からは、生きていく上で必要な”強さ”を感じました。
「ジャパネットたかた:髙田明氏 × 経営コンサルタント:神田昌典氏」
時代が変化してそれを乗り越えて発展する会社の条件とは?
→「やっぱりぶれないミッションを持つことでしょうね。誰のために、何のために企業は存続するのかというミッションがしっかりしていれば、時代が変化してもお客様の心に届くんじゃないかと思います。」
→「たとえ商品が変わっても人の気持ちは変わりません。痛みから逃れたい、より多くの喜びを得たい、業種を問わずクライアントの気持ちは常にこの2つです。」(引用:同書p62-69)
8ページに渡るこの対談は、とても多くの学びがありました。
特に髙田氏の「目標をもたないミッション経営」という言葉には心が動かされました。
「商売って、売り上げとか利益ばっかり求めていても面白くないですし、スポーツも勝った、負けただけでは長く続かない。その先に何をもたらすかという方向に進んだ時、すごいエネルギーが出てくるんじゃないかと思います。つまり、それはミッションです。」(引用:同書p62)
私たちはとかく目標や数字に目を奪われがちです。
企業に勤めている人は、ポジションが上になればなるほど、数字とにらめっこする機会が増えるのではないかと思います。
利益が上がった下がった、業界内で勝った負けた…の競争精神だけでは、長く頑張り続けることは難しいです。
- 何のために頑張るのか、
- 何のために存在しているのか、
そんな根本的な問いに答え続けることが「仕事」においては大切なんだと感じました。
このBIG対談は全文を引用したいくらい面白いです。
ぜひ本文を読んでみてください。
<チャンスを掴むために必要なこと>
人生はチャンスの連続です。
チャンスと思えば、すべての出来事がチャンスになります。
私は社会人になって数年間、とてもお金に苦労した時代がありました。
でもその時代のおかげで
- 「なぜ自分は低収入に甘んじているのか」
- 「どうしたら世の中にとって価値のある人財になれるのか」
という根本的な問題と向き合うことができました。
もし、最初から恵まれた生活を送っていたら、そんな”青くさい問題”を考えることもなく今を生きていたと思います。
だから、苦労したあの時代は大きなチャンスだったんだと思っています。
今、この瞬間もチャンスが訪れています。
しかし、そのチャンスをチャンスと認識することすらできない人が多いように感じます。
「いつかきっとチャンスが来る。。ここではないどこかにチャンスが落ちている。。」
そんな受け身になっていては、チャンスはものにできません。
いつかではなく、今この瞬間。
どこかではなく、今この場所。
人生は「今、ここ」しかないんです。
だからこそ、チャンスは常に「今、ここ」に眠っています。
自分の頭で考えて、自分の手でチャンスを掴みに行きましょう。
最後に…私の好きな詩を1つ。
「ピンチはチャンス」
神さまは決してピンチだけをお与えにならない。
ピンチの裏側には必ずいつもピンチと同じ大きさのチャンスを用意してくださっている。
愚痴をこぼしたり、やけを起こすと
チャンスを見つける目がくもり
ピンチを切り抜けるエネルギーさえ失せてしまう。
ピンチはチャンス。
どっしり構えて、ピンチの裏側にあるチャンスを見つけよう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました☆
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