従業員病にかかる人たち
「条件は今よりいい会社。以上」
そんなキャッチフレーズが流行ってしまう現状に、ちょっとした違和感を感じているのは私だけでしょうか。
「もっと短い時間で働きたい」けど「もっと給料は欲しい」。
その言葉の裏に隠れているのは「くれくれ病」です。
- もっと自由な時間をくれ
- もっとお金をくれ
- もっといい人間関係をくれ
自分から動き出すのではなく、何もかも与えてもらうことをひたすら願い待ち続ける性質は、もはや病気だと思います。
私の周りにも転職を重ねる友人がいます。
彼が会社を去る時はいつも「被害者意識の塊」です。
「おれはがんばったのに、、」
「残業を課せられた」
「給料が少なかった」
「上司と合わなかった」
そんな言葉をいつも口にしています。
最初は同情していた周りの友人も、今ではほとんど連絡をとらなくなり疎遠状態です。
きっと彼は今後も
「今よりもっと、、」
「残業が少なく」
「給料が多く」
「自分に合った上司」
が揃っている環境を探して転職を重ねていくでしょう。
とても残念な年の重ね方だと思います。。
会社という組織は事業活動を通じて、皆で作り上げていくものです。
従業員は「招かれた客」でなく、「協力者」であり「伴走者」です。
自ら与える気持ちがない人に、よい待遇など回ってきません。
変えるべきは「環境」ではなく「立場」です。
"もらう側"から"与える側"へ回ることができれば、人生はきっと大きく変わってきます。
いかにそのことに早く気づけるかが、人生においては大切な気がします。