すとれっちタイム

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【致知】2018年4月号「本気 本腰 本物」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「本気 本腰 本物」でした。

本物とは何なのか…

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

バレーボール全日本女子監督:中田久美氏 × サッカー日本女子代表監督:高倉麻子氏」

「世界一になると本気で思ってください」と、私は選手たちに言うんです。もし心の片隅で「ちょっと無理かな」とか、「そうは言ってもね」なんて思っているようでは、勝負の神様が逃げてしまうと思うんですよ。(引用:同書p21)

勝負の世界において鍵を握るのは、やはり「勝ちたい気持ち」です。

まずは「本気」で思うこと、それが勝負に対する強いモチベーションを作り出します。

ただの言葉ではなく、心からその未来を信じることが全ての原点だと思いました。

 

いすみ鉄道社長:鳥塚亮氏 × 津エアポートラインシニアエキスパート:山田和昭氏」

これがやりたい、これが好きだっていう本気の思い。それを「やれたらいいな」ではなくて、「やる」と決めて前に進む、行動する。これが本腰だと思います。(引用:同書p79)

「やれたらいいな」ではなく「やる」と決めて「行動」する…

未来を変える唯一の方法は「行動」です。

覚悟を決めたら、動き出しましょう。

…その通りですね。がんばります。

 

「特殊戦指導者:伊藤祐靖氏」

特殊部隊に限らず、ビジネスでも、本物というのは、自分が大切だと決めたもの、目的のために、いま一番何が大事なのか、自分は何をしなければならないのか、その優先順位を並列ではなく縦列に並べ、それをごく自然に実行できる人であり、組織なんですね(引用:同書p56)

人生でコントロールできる時間は常に「今」しかなく、今できることは常に「1つ」しかありません。

この限られた資源を何に注力するかで、未来は変わってきます。

「優先順位を並列ではなく、縦列に並べる」

この考え方は、とても胸に刺さりました。

 

<本物になる、ということ>

私なりに今回のテーマ(本気・本腰・本物)を言語変換してみると

  1. 本気=覚悟を決めること
  2. 本腰=優先順位を作ること(捨てるもの決めること)
  3. 本物=継続できること

になりました。

この中でも、特に難しいのは③「本物=継続できること」だと思います。

誰でも瞬間的に(あるいは決まった期日の中で)頑張ることは、そう難しいことではありません。

しかし、その「覚悟」「行動」を長期にわたって継続することは、とても大変です。

 

では「本物」と呼べる人はどのような人でしょう。

わかりやすい例で言えばイチロー選手」などがそれに当てはまると思います。

イチロー選手のスキルや人間性は、一朝一夕ではとても構築できません。

そんなイチロー選手の名言の中に

「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」

という言葉があります。

この言葉こそがまさに「本物」だと思います。

 

<今の社会に思うこと>

今の社会は「働き方革命」「効率化」という言葉がもてはやされ、なるべく小さな労力で大きなリターンを得たいと思う人で溢れています。

それこそ「本気」や「努力」という言葉自体が敬遠されている風潮すら感じます…。

しかし、小さな労力で苦労なく手に入れたものに「本物の価値」はありません。

 

「古臭くたっていいじゃない。」

「人間の本質はそう簡単には変わらないから。」

 

私は私の信じる道をブレずに進んでいこうと思います。 

道は開ける 文庫版

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修身教授録 (致知選書)

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