すとれっちタイム

ちょっと一息、深呼吸。そんな時に読みたいブログ。

【致知】2018年10月号「人生の法則」を読んでみての感想

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 今月の致知のテーマは「人生の法則」でした。

幸せに生きていく上で大切なことは何なのか…致知をもとに自分なりに考えてみようと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

「〜巻頭文より〜」

「十年で得たそれ(人生の法則)は、人間の花は十年後に咲くということである。人間の花はすぐには咲かない、五年、六年でも咲かない。こんなに努力しているのに、と途中で投げ出す人がいるが、それでは永遠に花は咲かない。」
「二十年で得たのは、人生は動じたものしか返ってこない、ということである。人生に何を投じたか、投じたものが自分に返ってくる。」
「三十年で得た気づきは、人生は何をキャッチするか、キャッチするものの中身が人生を決める、ということである。同じ話を聞いても同じ体験をしても、キャッチするものの中身は千差万別である。つまり人生は受け手の姿勢が常に問われる、ということである。そして、キャッチするものの質と量は、その人の真剣度に比例する。」
「四十年のいま抱いている思いは、道は無窮ということだ。道に限りはない。人生、これでいいということはない。」(引用:同書p9)

今月号は巻頭文からしびれました。。

信念をもって1つのことに向き合っていると、10年一区切りで新しい学びがあるとのことでした。

言葉としては理解できても、私にはまだこれらの言葉の”真意”を汲み取ることはできていないと思います。

やり続けたからこそ、見えてくるもの。

30年後に自分の言葉で語れるように、今を必死にがんばろうと思いました。

 

志ネットワーク「青年塾」代表 上甲晃氏」

継続は本気さの証明だと、私は思っている。本気であることを示すのは継続しかない。「本物は続く。続ければ本物になれる」ーーこれは私の人生の法則の1つである。

「大事なのは1つのことを徹底して励むということ。難しいことはしなくていい。身近なところで、自分が「これならできる」というものをまず1つだけ励む。そして、それを休まず続ければ人生は変わる。」(引用:同書p36)

「本物は続く。続ければ本物になれる」

「1つを励めばすべてが変わる」

今月号の中で、一番心に響いた文章です。

繰り返しの毎日の中で何を行うか…人生は選択の連続です。

隣の人と同じように生きているのに、隣の人より成果を出したい(評価をされたい)なんて傲慢な考え方ですよね。

抜きん出るためには、やはり日々の継続が大切なんだなと再認識しました。

 

「ラミール社長:河村京子氏」

「私は「人生は言葉のレストラン」ってよく社員に行っています。人生は自分が発したことや願っていることしか実現しないようになっています。

レストランに行って、うどんを注文したのにカレーが出てくることなんてないのと同じで、人生も自分の言った通りの世界が待っているんです。

だからこそ、夢を言い続け、思い続け、やり続けることが大事になってきます。」(引用:同書p47*一部修正)

 「人生は言葉のレストラン、注文通りのものがやってくる」

なんてシンプルな考え方なんでしょう。

言葉は思考を作り、思考は行動を生み出します。

何を言うか、何を思うか、何を行うか、が人生を創り上げているんですね。

 

<成功の共通点>

「今までの人生の中で、これは大切だなと思うことはありましたか?」

この質問は、私が尊敬すべき人と食事をする機会があった際などに必ず聞く質問です。

皆さんであれば、何と答えるでしょうか?

私の経験では、この質問の返答には”ある共通点”があります。

それは、、

「人生を生きる目的を決める」

ということです。

・一度きりの人生を通じて、何を成し遂げたいか

・どんな未来を創りたいか

・何のために今この仕事をやっているのか

こういった目的(言葉を変えれば「志」)を明確に持つことで人生が拓けた、と仰る方が多いように感じています。

私の人生の目的は「ストレッチのチカラで世界を変える!」です。

体のケアの大切さをもっとみんなに知ってほしい、その想いで日々仕事に励んでいます(個人ブログもやっています→【ストレッチのチカラ】<ストレッチ好きに贈る、役立つ身体の豆知識ブログ>

 

皆さんの人生の目的は何ですか?

人生の目的を持つと、毎日がとてもシンプルに、かつ楽しくなるように感じています。

まずは一旦立ち止まって、そんな”そもそも論を”改めて考えてみることも大切なのではないかと思います。

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

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ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる

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【致知】2018年9月号「内発力」を読んでみての感想

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 今月の致知のテーマは「内発力」でした。

やらされるのではなく、やってやろうという気持ち、これが内発力です。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

熊本県大津高校サッカー部総監督:平岡和徳氏」

「高い目標を持って日々のトレーニングに全力で励む選手は、いつも変化を求めている分、成長は早いと思います。変化の先にしか進化はありませんので、変化を創り出す内側のエネルギー(内発力)がないといけません。」
「その大前提となるのが主体性です。やらされ感では何も行動は変わらない。よくなるのは返事だけです(笑)。」(引用:同書p53)

本の学校教育や部活動は、まだまだトップダウンが強すぎます。

先生の言うことは絶対、返事は「はい」だけ…という前時代的な考え方が未だ根強く残っているのが現実です。

しかし、近年結果を出している学校はこの考え方を抜け出しつつあります。

どんなに環境を整えても、結局本人たちが乗り気にならなければ大きな成果は挙げられません。

”名将”と呼ばれる監督は、選手の内発力を高めるプロフェッショナルです。

見習わなければならないところがたくさんありますね。

 

「ALSOK会長:村井温氏 × 全日本柔道男子代表監督:井上康生氏」

「自分はコーチによく覚悟を決めろと言われてきたけど、覚悟は外から言われて決めるものじゃない、覚悟は自分自身でもつものなんです。(引用:同書p66)」

「人間、いくら頭がよくても、また、いい学校を出ていても、本当の成功にはあまり関係ありません。やはり最後は本気でこれをやってやろうという強い意欲、内発力がない人には、人生を発展させていくことはできないと思っています。(引用:同書p67)」

頭がいいだとか、成績が優秀だとか、〇〇大学を卒業しているだとかを誇れるのはせいぜい20代中盤まででしょう。

世間はその本人たちが思っている以上に、そこに価値は見出していません。

世の中を動かしていくのは「絶対に成し遂げたい」という強い原動力を持っている人です。

原動力、モチベーション、やる気、熱意、情熱…いろいろな言葉がありますが、結局は”内発力”という言葉にまとめられます。

内発力をもつことは、どの世界においても重要なことなんですね。

 

<内発力を持つためには>

では内発力はどうしたら持てるのでしょうか?

内発力を引き出すキーワードは「成功体験」だと思っています。

どんなにやる気に満ち溢れていても、失敗続きで何も前進できなかったら、いずれ心が折れてしまいます。

ある程度の”できた”が積み重なっていくと、もっとやりたい・もっとこの価値を広めていきたいというモチベーションが湧いてきます。

そのためにも、まずやるべきことは”行動”でしょう。

動き出さなければ、今日と同じ明日しかやってきません。

そのことを肝に銘じて、今日も仕事に励みたいと思います。

やる気のスイッチ! (Sanctuary books)

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「やる気はあるのに動けない」そんな自分を操るコツ

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【致知】2018年8月号「変革する」を読んでみての感想

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 今月の致知のテーマは「変革する」でした。

人生は変革の連続です。

今日は「変革を行う上でのポイントとは何なのか」を考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

JAL技術協会会長:佐藤信博氏 × JAL元専務執行役員:太田嘉仁氏」

「利他の心、大きな愛こそが、稲森経営哲学の真髄であり、変革を実現させる要諦だろうと私は考えます。
組織としてルールを守ること、正しいことを追求していくことはもちろん大事ですが、そのために社員をがんじがらめにしてはいけない。ベースには愛情が必要で、その二つは車の両輪だと思います。」(引用:同書p18)

事業会社として戦後最大の負債総額(2兆3千億円)を抱えたJALを、わずか1年で黒字化、2年半で再上場へと導いたのが稲森和夫氏です。

燃える闘魂

燃える闘魂

 

その稲森氏の下、ともに変革を推し進めた両名の対談からは多くの学びがありました。

 「変革をする」という気概をもつと、どうしても

  • 新しいこと
  • やるべきこと
  • 正しいこと

に捉われがちです。

ただ実際に「変革を起こす」のは、現場で働く社員一人一人ですから、トップダウンで理想論を押し付けても変革には至りません。

まずは

①トップが惜しみのない「愛情」を注ぎ込むこと

そして

②誰よりも「本気」になって取り組んでいくこと

この2つが大切です。

すると、その姿を見た社員たちは「よーし、俺たちもがんばろうじゃないか」とスイッチが入ります。

変革は人間が起こすものですから、そのベースには「愛情」が必要であるということを学びました。

 

「ねぎしフードサービス社長:根岸榮治氏」

 「ねぎし」の企業文化を形成している基本的な考え方に「思い八割、スキル二割」というものがあります。

ただスキルだけがあっても思いがないとお客さまの真の満足には繋がらないんです。(引用:同書p42)

牛タン、とろろ、麦飯でおなじみの「ねぎし」です。

「スキルがあっても、思いがないと真の満足には至らない」という趣旨の言葉は、致知に登場する経営者の方々が揃って口にしている言葉です。

変革を起こす上では新しい技術、最先端のサービスにこだわるのはもちろんのこと、そのサービスを支える人間の「心」をしっかり育てていかないとダメなんですね。

 

<変革を起こす>

こんな言葉もありました↓

「あなたの人生哲学は何ですか?」と聞いても、「私、哲学ありません」と答えが返ってくる。

ですから、僕は「人を幸せにする学問が人生哲学。その人生哲学がないというのは、あなたは何のために生きているんだ。日々惰性で生きているんだろう」と言うんです。

そういう自分の人生哲学を持たない人が多くなっているか、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉も出てくるんでしょう?

僕は子供の頃と同じように、いまも好きなことに取り組んでいるから「ライフ」しかないですよ。(引用:同書p51) 

 なんだか、とても胸に刺さる言葉でした…。

変革は、一朝一夕では起こせません。

そして変革を起こすためには「情熱」が必要です。

情熱とは「みんなを幸せにしたい」という”愛情”と、「今のままではダメだ」という現状への”怒り”が合わさったものです。

他の人と同じ人生を惰性で生き、与えられた仕事をただこなしているだけの人にこの情熱は湧き上がりません。

  • 何のために生きるのか、
  • たった一度の人生を使って何を成し遂げるのか、

この根本部分をどれだけ明確にできるかが、変革を起こす上では大事なポイントなんだろうなと思いました。

 

致知を読んでいくと「すごいなぁ」と思う反面、「まだまだだなぁ」と気持ちが少し沈みます…。

良書は人を謙虚にする、というのは本当ですね。

謙虚に、誠実に、がんばっていこうと思います。

 

生き方―人間として一番大切なこと

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働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

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【致知】2018年7月号「人間の花」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「人間の花」でした。

人生は一度きりですから、ぜひ一花咲かせたいものです。

 今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

「りんご農家:木村秋則氏 × 関西シェフ同友会会長:小西忠禮氏」

「すぐに結果を求めてはいけない。思いがけない転機がいつ訪れても対応できるように、日頃からしっかり自分を磨いておかなければいかんよと、私は若い人によく言うんです。
怠らずに自分磨きを続けておれば、りんごの木に益虫が集まってくるように必要とされて仕事のほうからやってくる。自分磨きをしておれば、自然に黄金の花が咲くんです。」(引用:同書p73)

「農薬がなければ神でもつくれない」と言われていたりんご栽培において、無農薬栽培を実現したのが木村氏です。

農業は自然を相手にしているため、とかく時間がかかります。

今やっているやり方で失敗をしてしまったら、次のやり方にチャレンジできるのはまた1年後です。

この作業を長年繰り返すことで、成果を出した木村氏の言葉の中には、

  • 継続すること
  • 我慢すること
  • あきらめないこと
  • 感謝をすること

というキーワードが何回も登場していました。

花はすぐには咲きません。

「凡事の徹底×長い歳月=花が咲く」

という言葉の通り、ぶれない目標をもって日々コツコツ頑張ることが大切なんだなぁと改めて実感しました。

 

円覚寺横田南嶺氏 × 圓融寺:阿純章氏」

 「花というのは歩いた先にはあるのではなく、歩いたその足跡に咲くものなのではないかと思うんです。

そしてふと振り返った時に、人それぞれに素晴らしい花畑が後ろに広がっているのだと私は思います。」(引用:同書p31)

なるほど、そういう考え方もあるのかと驚きました。

「花を咲かせる」と考えると、

  • ゴールはずっと先にあって
  • ひたすらに努力、我慢、継続の苦労の時期を乗り越えて
  • ようやく小さな花が咲く

と考えがちです。

ただこの考え方は、正直少し疲れてしまいます。

いつまで頑張ればいいのか、どこまでやり遂げればいいのか、が不明瞭になってしまうと「ここまでして花を咲かせる必要はあるのか」というそもそも論に行き着いてしまうこともあるでしょう。

そうではなくて「花はすでに咲いている」と考えれば、今この瞬間をもっと丁寧に生きようと襟を正すことができます。

ものは考えようです。

見方を変えれば、人生はもっと楽しくなりそうです。

 

<自分にとっての”花”とは?>

今の自分にとっての”花”とは一体何なのだろう…とふと考えてみました。

今の給料の10倍を稼ぎ出したら花が咲いたと言えるのか…いや、きっと言えないと思います。

 

では何をもってして”花が咲いた”になるのでしょう。

やっぱり大切なのは「人生の目的」であり「志」だと思います。

 

私の夢は「すべての人がストレッチをする文化を創る」ということです。

歯磨きをすることと同じくらいの感覚で、ストレッチをする習慣が広まればきっと社会は変えられると信じています。

だからこそ、ストレッチの情報・体のケアの大切さを発信していくことが今の私の仕事の1つです。

*こういったブログも運営しています:

今から3年ほど前には、月間100PVにも満たなかった個人ブログですが、今では月間100,000PVを超えるメディアに成長してきました。

日々の仕事を通じて、一人でも多くの人に

  • 「ストレッチって大切なんだな」
  • 「私もやり始めてみようかな」

と思っていただけたら、これに勝る喜びはありません。

この輪がどんどん広がっていき「この人のおかげで私の人生は変わった」と思われるくらいの存在になれたら、きっと”花が咲いた”と感じることができるでしょう。

 

つまるところ、結局は

  • 自分の人生で何を成し遂げたいか

を明確にすることが全てのスタートだと思います。

なぜならこれは”花を咲かせる”ための「種」だからです。

花を咲かせようと意気込んだところで、種がなければ花は永遠に咲きません。

まずは丁寧に種を蒔くことから始めていこうと思います。

人生に成功したい人が読む本

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人生の成功とは何か: 最期の一瞬に問われるもの

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ありのままの自分を認める ~人生を成功に導くアドラー心理学

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パートナーがいるということ。

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パートナー。

恋人、奥さん(旦那さん)、友人、仲間、同僚…

みなさんにはどんな「パートナー」がいますか?

パートナーはいつでも自分のそばにいてくれて、いつでも自分の言葉を受け入れてくれて、いつでも自分を正してくれる、そんな存在です。

 

ありがたい存在であるはずなのに、いてくれることが当たり前に感じてしまい、だんだん「感謝」が少なくなっていく…

そんな経験は、きっと誰しもが少なからずあるでしょう。

 

人生は一寸先が闇です。

ふとした瞬間にパートナーを失ってしまうことがあります。

そして、失って初めてその存在の大きさに気が付きます。

 

どんなに苦しいことがあっても、この世の中にたった一人でも自分の味方でいてくれる人がいれば、人はがんばることができます。

だからどんなことがあっても、パートナーは大切すべきです。

 

大切なことが何なのか、失ってから気づく人間にはなりたくない。

そんなことを思う今日この頃です。

【致知】2018年5月号「利他に生きる」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「利他に生きる」でした。

  • 思いやりをもつ
  • 相手の利益を考える
  • 人のために尽くす

人生の要諦だとわかってはいても、なかなか実現するのが難しいのがこの「利他」という言葉です。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

「TFG理事長:工藤良氏」

結局、他に尽くすということは、自分を知ることになると思っています。私は人に尽くしたことで自分の使命と存在意義を知りました。そのおかげでいま豊かな人生を送れています。(引用:同書p51)

人に尽くしたことで「使命」と「存在意義」を知ることができた…。

この言葉は、真意だと思います。

その仕事に”やりがい”を見出せるかどうかは「人の役に立てている感」をどれだけ感じられるか、にかかっていると思います。

やりがいを感じない・モチベーションが上がらないという人は、今の仕事が誰の役に立っているのかを一度考えてみるといいかもしれません。

 

YKK会長CEO:吉田忠裕氏」

「善の巡環ー他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」

勝ち負けだけの世界に生きているうちは、到底大器になれません。自分だけが勝とうと思って一所懸命努力している人と、皆を勝たせようと思って一所懸命努力している人では、同じ一所懸命でもその違いは切実に感じるもの。

周囲の人がどちらを応援したくなるかは自明の利でしょう。(引用:同書p106)

皆を勝たせようと思って努力している人ほど、応援したくなる…。

これもまた真意だと思います。

世の中の人は皆「自分”が”幸せになりたい」と思って生きています。

だからこそ、自分の幸せをサポートしてくれる人には恩返しをしたくなります。

「みんなのために」と思っている人が、結局最後は一番強いんですよね。

 

<利他の難しさ>

利他に生きる。

言葉にするのは簡単ですが、とても難しい生き方です。

「利他」を実現するために最も大切なことって何なんでしょう。

私は「自分を満たすこと」だと思います。

 

自分が満たされていない状態で「人のために・みんなのために」を考えることは現実的に難しいです。

自分が腹ペコ状態で、人に食べ物を分け与えられますか?

…分け与えられないです。

たとえ無理して分け与えたとしても、心のどこかで「やってあげた感」が生まれてしまい、見返りを求めない真の利他には至りません。

 

人間関係、社会的地位、所得(金銭)、全てに欠乏している状態では「利他」の追求はできません。

だからこそ、人生の前半(30歳くらいまで)は「自分を満たすこと」に力を注げばいいと思います。

「往相はやがて還相に転ぜねばならぬ」(引用:同書p9)

往相(おうそう)とは自分を創る道、還相(げんそう)とは人に役立つ道のことです。

最初から還相だけに生きる人など存在しないことを覚えておきましょう。

 

ある程度社会的に認められて(ポジションができて)お金に余裕が出てくると、自分を喜ばせることだけをすることの惨めさ・つまらなさに気が付き始めます。

自分の好きな人と、自分の好きな場所で、自分の好きなように生きられたら、もう多くを望まなくなるわけです。

最近、私もちょっとだけ(まだまだちょっとだけですが)この気持ちがわかるようになってきました。

 

そうなると人はどうなるかといったら「人の役に立ちたい」という気持ちを”心の底から”思えるようになり始めます。

すると、どんどん人に求められるようになり、社会的なポジション・金銭的な余裕が雪だるま方式で膨らんできます。

 

だから「成功者が成功者であり続ける」のは本当です。

それはきっとこのマインドが備わっているからだと思います。

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私は20代の最初の頃、本当にお金がなくて苦労をしました。

その時には正直「致知に載っている人はなんてキレイごとを言うんだ!そんな余裕ないよ!」と思っていました。

でも、毎月致知を読み続けていく中で、そういった考え方を頭から全身で浴びていったら「そういうものだ」と当たり前に感じるようになってきて…

気がついたら同じようなことを後輩に伝えている自分がいました。

 

「利他に生きなければならない」

「今日から利他に生きよう」

そう思っている内は本物ではないと思います。

自分が満たされて心身ともに充足してくれば、必然的に「人の役に立ちたい」という思いが湧いてきます。

きっとその感情は、人が人である以上、”必然的”なことなんだと思います。

だから、まだその思いが湧いてこない人は、まず自分を満たすことに力を注げばいいです。

自分を信じて、自分に素直に。

そうすればきっと魅力的な人になれると思います。

利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

 

勝者に共通すること(キツネとハリネズミの法則)

最近、この本にハマっています。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

 

 そもそもは「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)」の文中で紹介されていたことがきっかけになって手にした本です。

この本は過去の”偉大な”企業を徹底的に分析して、共通項を見つけ出すことを目的に書かれています。

文章の中でとても興味深い内容がありましたので、ちょっとだけ紹介してみようと思います。

 

「読者はハリネズミだろうか、それともキツネだろうか。…(中略)

キツネは賢い動物で、複雑な作戦を次々に編み出してハリネズミを不意打ちにしようとする。昼も夜もハリネズミの巣の周囲をうろつき、完璧な機会をとらえて襲いかかろうとしている。

キツネは動作が俊敏で、毛並みが美しく、足が速く、頭が良く、ハリネズミごときに負けるはずがないと思える。

対するハリネズミはなんとも冴えない動物で、短い足でちょこちょこ歩き、餌を探し、巣を守るだけの単純な生活を送っている。

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 「よし、今度こそ仕止めてやる」。キツネは地面を蹴って、目にもとまらぬ速さで飛びかかる。

ちっぽけなハリネズミは殺気を感じ、目を上げる。「またまたお出ましだ。何度失敗しても懲りない奴だなあ」。体を丸めて小さな球のようになる。鋭い針がどの方向にも飛び出している。

それを見てキツネは飛びかかるのを諦める。だが森の中に引き返しながら、もう次の作戦をあれこれ考えている。 

ハリネズミとキツネの戦いは毎日、少しずつ形を変えて繰り返される。キツネのほうがはるかに知恵があるのに、勝つのはいつもハリネズミだ。

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(引用:同書p144(一部略))

 「キツネのほうがはるかに知恵があるのに、勝つのはいつもハリネズミだ。」

この言葉になんとも言えない気持ちよさを感じるのは私だけでしょうか。

  • キツネはたくさんのことを知っており、
  • ハリネズミは肝心要の点を知っている。
  • 本質は常に単純であり、
  • 勝者は常にハリネズミである。

これは人生のあらゆる場面であてはまる法則だと思います。

企業にしても、個人にしても、本質を突き詰めていけば、必ずそこには「単純さ」があります。

頭でっかちな理論を振り回す人は、たいてい傍観者であり、第三者としての立ち位置から口を挟んでいます。

 

真のトップリーダーは、難しい言葉を使いません。

「人生の価値とは、どれだけたくさんの人を笑顔にすることができるかである」

その1点だけを見つめられる人が「真の勝者」になっていくと思います。

…とても面白い本なので、ぜひ読んでみてください!

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

 

従業員病にかかる人たち

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「条件は今よりいい会社。以上」

そんなキャッチフレーズが流行ってしまう現状に、ちょっとした違和感を感じているのは私だけでしょうか。

 

「もっと短い時間で働きたい」けど「もっと給料は欲しい」。

その言葉の裏に隠れているのは「くれくれ病」です。

  • もっと自由な時間をくれ
  • もっとお金をくれ
  • もっといい人間関係をくれ

自分から動き出すのではなく、何もかも与えてもらうことをひたすら願い待ち続ける性質は、もはや病気だと思います。

 

私の周りにも転職を重ねる友人がいます。

彼が会社を去る時はいつも「被害者意識の塊」です。

「おれはがんばったのに、、」

「残業を課せられた」

「給料が少なかった」

「上司と合わなかった」

そんな言葉をいつも口にしています。

最初は同情していた周りの友人も、今ではほとんど連絡をとらなくなり疎遠状態です。

きっと彼は今後も

「今よりもっと、、」

「残業が少なく」

「給料が多く」

「自分に合った上司」

が揃っている環境を探して転職を重ねていくでしょう。

とても残念な年の重ね方だと思います。。

 

会社という組織は事業活動を通じて、皆で作り上げていくものです。

従業員は「招かれた客」でなく、「協力者」であり「伴走者」です。

自ら与える気持ちがない人に、よい待遇など回ってきません。

 

変えるべきは「環境」ではなく「立場」です。

"もらう側"から"与える側"へ回ることができれば、人生はきっと大きく変わってきます。

いかにそのことに早く気づけるかが、人生においては大切な気がします。

町工場の全社員が残業ゼロで年収600万円以上もらえる理由

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君はまだ残業しているのか (PHP文庫)

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【致知】2018年4月号「本気 本腰 本物」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「本気 本腰 本物」でした。

本物とは何なのか…

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

バレーボール全日本女子監督:中田久美氏 × サッカー日本女子代表監督:高倉麻子氏」

「世界一になると本気で思ってください」と、私は選手たちに言うんです。もし心の片隅で「ちょっと無理かな」とか、「そうは言ってもね」なんて思っているようでは、勝負の神様が逃げてしまうと思うんですよ。(引用:同書p21)

勝負の世界において鍵を握るのは、やはり「勝ちたい気持ち」です。

まずは「本気」で思うこと、それが勝負に対する強いモチベーションを作り出します。

ただの言葉ではなく、心からその未来を信じることが全ての原点だと思いました。

 

いすみ鉄道社長:鳥塚亮氏 × 津エアポートラインシニアエキスパート:山田和昭氏」

これがやりたい、これが好きだっていう本気の思い。それを「やれたらいいな」ではなくて、「やる」と決めて前に進む、行動する。これが本腰だと思います。(引用:同書p79)

「やれたらいいな」ではなく「やる」と決めて「行動」する…

未来を変える唯一の方法は「行動」です。

覚悟を決めたら、動き出しましょう。

…その通りですね。がんばります。

 

「特殊戦指導者:伊藤祐靖氏」

特殊部隊に限らず、ビジネスでも、本物というのは、自分が大切だと決めたもの、目的のために、いま一番何が大事なのか、自分は何をしなければならないのか、その優先順位を並列ではなく縦列に並べ、それをごく自然に実行できる人であり、組織なんですね(引用:同書p56)

人生でコントロールできる時間は常に「今」しかなく、今できることは常に「1つ」しかありません。

この限られた資源を何に注力するかで、未来は変わってきます。

「優先順位を並列ではなく、縦列に並べる」

この考え方は、とても胸に刺さりました。

 

<本物になる、ということ>

私なりに今回のテーマ(本気・本腰・本物)を言語変換してみると

  1. 本気=覚悟を決めること
  2. 本腰=優先順位を作ること(捨てるもの決めること)
  3. 本物=継続できること

になりました。

この中でも、特に難しいのは③「本物=継続できること」だと思います。

誰でも瞬間的に(あるいは決まった期日の中で)頑張ることは、そう難しいことではありません。

しかし、その「覚悟」「行動」を長期にわたって継続することは、とても大変です。

 

では「本物」と呼べる人はどのような人でしょう。

わかりやすい例で言えばイチロー選手」などがそれに当てはまると思います。

イチロー選手のスキルや人間性は、一朝一夕ではとても構築できません。

そんなイチロー選手の名言の中に

「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」

という言葉があります。

この言葉こそがまさに「本物」だと思います。

 

<今の社会に思うこと>

今の社会は「働き方革命」「効率化」という言葉がもてはやされ、なるべく小さな労力で大きなリターンを得たいと思う人で溢れています。

それこそ「本気」や「努力」という言葉自体が敬遠されている風潮すら感じます…。

しかし、小さな労力で苦労なく手に入れたものに「本物の価値」はありません。

 

「古臭くたっていいじゃない。」

「人間の本質はそう簡単には変わらないから。」

 

私は私の信じる道をブレずに進んでいこうと思います。 

道は開ける 文庫版

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修身教授録 (致知選書)

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【致知】2018年3月号「天我が材を生ずる必ず用あり」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「天我が材を生ずる必ず用あり」でした。

”材”とは体や才能を指し、”用”とは使命や役割を意味しています。

すなわち「この世に生まれた人間には必ず使命(役割)がある」というのが、本質的な言葉の意味です。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残ったシリーズからです。

ドトールコーヒー名誉会長:鳥羽博道氏 × タビオ会長:越智直正氏」

「僕の場合は「一杯の美味しいコーヒーを通じて人々にやすらぎと活力を提供することが喫茶店の使命だ」という、19歳の時に考えたこの言葉が生涯を貫くテーマになりました。」

「人間って誰しも天から授かった個性を持ってますやん。その個性を生かした人が使命に気づけるんと違うやろか。」(引用:同書p18)

 19歳で立てたテーマをその後およそ60年間、ブレずに貫き続ける…

そんな人って、世の中にどのくらいいるんでしょう。

人生でやりたいこと・やるべきことが明確に見つかって、一心不乱に打ち込める…というのはとても幸せなことです。

個性を生かすことで「使命」に気づき、使命に気づくことで「個性」を生かせる、

そんな幸せな人生を築いていきたいですね。

 

児童虐待防止機構オレンジCAPO理事長:島田妙子氏」

「この2度とない人生、天から与えられた命を大切にしすぎて挑戦しない生き方はもったいないと思います。(中略)

いつ死ぬか誰にも分からない中で、自分の命を使って仕事をする。私の場合、自分の体験談をお話しすることで、1人でも多くの人を笑顔にしようと活動してきました。」(引用:同書p38)

皆さんは、命を使ってやりたいことがありますか?

今の仕事は、自分の命を使ってやりたいことですか?

完全な成果報酬の仕事でない限り、私たちの「収入」というのは「命を使った時間に対する対価」になります。

1日の大部分を費やす仕事にどのような価値を見出すか、これは人生を充実させるうえでとても重要なポイントです。

仕事に対する認識が「ただ生活費を稼ぐだけ」では、そこに深みも面白みも出てきません。

  • 「わたしがやるべきこと」
  • 「わたしにしかできないこと」

そんな”使命”を胸に抱いて、日々の仕事に臨みたいものです。

 

<自分が好きなことレベルではダメ>

致知」を読み進めていくと、人生で大切なのはたった2つの要素であることがわかります。

それが

  • 自分の命を使って何を成し遂げたいかという「使命」をもつこと。
  • その使命を実現するために「継続」すること。

です。

使命がなければ長期間にわたって継続することは難しいですし、継続することができれなければどれだけ崇高な使命をもっていても実現できません。

そして「使命をもち継続する」ためには、対象物が何にせよ「自分が好きなもの」である必要があります。

 

そういえば先日、とある本の中でこんな言葉を目にしました。

  • 「私は自分の好きなことをやっている」
  • 「自分の好きなことをやれ。そうすればお金は後からついてくる」

言わんとしている本質的部分は、なんとなくわかります。

しかし、本当の「使命」というのは「自分”が”好きなもの」レベルではないと私は思います。 

 

例えば、プロ野球選手において

  • 「野球が好き」「厳しい練習を続けていくことでお金は後からついてくる」と考えている選手
  • 「野球を愛する人が好き」「自分のプレーで見ている人が元気になってほしい」と考える選手

この2選手だったら、どちらの選手の方が長く活躍できるでしょうか。

私は圧倒的に「後者」だと思います。

仮に選手として活躍することができなくなっても、野球に関わる何らかの仕事できっと長く活躍できるはずです。

「自分のためにがんばるか」

「自分の愛する人のためにがんばるか」

この違いはとてつもなく大きいです。

 

「使命」とは「自分”が”好きなことをやる」レベルではなく、その好きなことを通じて

  • 誰のために
  • 何のために

が明確化されていることだと思います。

あなたの「使命」は何ですか?

ぜひこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

  

<私の使命>

私の使命は「すべての人が毎日ストレッチをする文化を創る」ことです。

自分の体そして健康はこの世界にたった1つしかなくかけがえのないものなのに、日本人の多くはその優先順位が低い傾向にあります。

体のケアの大切さを病気になる前に気付いてほしい…そんな思いを持って日々活動しています。

個人ではストレッチに関わる情報発信もしています(【ストレッチのチカラ】)。

たった1人で始めた小さな個人ブログですが、今では76万PVにもなり、多くの人に愛されるようになってきました。

「ストレッチ」という誰でもできることを、誰よりも深く理解するために日々勉強の毎日です。

これからもブレることなく、慢心することなく、継続していきたいと思います。

いつもお読みいただいている皆さん、本当にありがとうございます。

 ではでは今後ともよろしくお願いいたします☆

夢でなく、使命で生きる。: 根拠なき自信で壁を乗り越える68の言葉

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「使命感」が人を動かす 成功するトップの絶対条件

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【致知】2018年2月号「活機応変」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「活機応変:かつきおうへん」でした。

「機」とは機会、チャンスのことです。

チャンスを活かして、変化に応じる…それが「活機応変」です。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。

「愛知専門尼僧堂:青山俊董氏 × サンガ天城庵:戸澤宗充氏」

「同じ病気をしましても、それをチャンスと受け止めれば、失うことを通し、病むことを通して学ばせていただくことがたくさんある。平素から三つ失ったら、そのことを通して五つ気づくくらいの心構えでおれば、すべて喜びとなる。(引用:同書p79)

人生にはプラスとマイナスの出来事があるように思えます。

しかし、出来事の内容自体には、プラスもマイナスもありません。

プラスと感じるかマイナスと感じるかは、自分次第です。

「3つ失ったら、そこから5つ気づけ」

この言葉からは、生きていく上で必要な”強さ”を感じました。

 

ジャパネットたかた:髙田明氏 × 経営コンサルタント神田昌典氏」

時代が変化してそれを乗り越えて発展する会社の条件とは?

→「やっぱりぶれないミッションを持つことでしょうね。誰のために、何のために企業は存続するのかというミッションがしっかりしていれば、時代が変化してもお客様の心に届くんじゃないかと思います。」

→「たとえ商品が変わっても人の気持ちは変わりません。痛みから逃れたい、より多くの喜びを得たい、業種を問わずクライアントの気持ちは常にこの2つです。」(引用:同書p62-69)

 8ページに渡るこの対談は、とても多くの学びがありました。

特に髙田氏の「目標をもたないミッション経営」という言葉には心が動かされました。

「商売って、売り上げとか利益ばっかり求めていても面白くないですし、スポーツも勝った、負けただけでは長く続かない。その先に何をもたらすかという方向に進んだ時、すごいエネルギーが出てくるんじゃないかと思います。つまり、それはミッションです。」(引用:同書p62)

私たちはとかく目標や数字に目を奪われがちです。

企業に勤めている人は、ポジションが上になればなるほど、数字とにらめっこする機会が増えるのではないかと思います。

利益が上がった下がった、業界内で勝った負けた…の競争精神だけでは、長く頑張り続けることは難しいです。

  • 何のために頑張るのか、
  • 何のために存在しているのか、

そんな根本的な問いに答え続けることが「仕事」においては大切なんだと感じました。

このBIG対談は全文を引用したいくらい面白いです。

ぜひ本文を読んでみてください。

 

<チャンスを掴むために必要なこと>

人生はチャンスの連続です。

チャンスと思えば、すべての出来事がチャンスになります。

私は社会人になって数年間、とてもお金に苦労した時代がありました。

でもその時代のおかげで

  • 「なぜ自分は低収入に甘んじているのか」
  • 「どうしたら世の中にとって価値のある人財になれるのか」

という根本的な問題と向き合うことができました。

もし、最初から恵まれた生活を送っていたら、そんな”青くさい問題”を考えることもなく今を生きていたと思います。

だから、苦労したあの時代は大きなチャンスだったんだと思っています。

 

今、この瞬間もチャンスが訪れています。

しかし、そのチャンスをチャンスと認識することすらできない人が多いように感じます。

「いつかきっとチャンスが来る。。ここではないどこかにチャンスが落ちている。。」

そんな受け身になっていては、チャンスはものにできません。

いつかではなく、今この瞬間。

どこかではなく、今この場所。

人生は「今、ここ」しかないんです。

だからこそ、チャンスは常に「今、ここ」に眠っています。

自分の頭で考えて、自分の手でチャンスを掴みに行きましょう。

 

最後に…私の好きな詩を1つ。

 

「ピンチはチャンス」

神さまは決してピンチだけをお与えにならない。

ピンチの裏側には必ずいつもピンチと同じ大きさのチャンスを用意してくださっている。

愚痴をこぼしたり、やけを起こすと

チャンスを見つける目がくもり

ピンチを切り抜けるエネルギーさえ失せてしまう。

ピンチはチャンス。

どっしり構えて、ピンチの裏側にあるチャンスを見つけよう。

 最後までお読みいただきましてありがとうございました☆

ぜひ他の記事も覗いていってください^^

ピンチをチャンスに変える51の質問 (だいわ文庫)

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低収入に感謝する日

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  • 収入が少ない
  • 頑張っているのに認められない
  • 世間と自分を比べてしまう

社会人になって数年が経つと、多かれ少なかれこのような悩みや不安(不満)を感じる瞬間がやってきます。

今いる環境を生かすも殺すも自分次第です。

ただ1つ言えることは「人生の前半は苦労をしておいたほうがいい」ということです。

 

苦労=うまくいかないこと=理想と現実のギャップ、これが大きければ大きいほど「自分の頭で考える習慣」が身についてきます。

  • なぜ自分は収入が少ないのか
  • なぜ頑張っているのに認められないのか

この「なぜ?」の習慣を身につけられるかどうかで、その後の人生の飛躍度合いは変わってくると思います。

 

「なぜ自分は収入が少ないのか」

収入とは、社会(会社ではなく)から自分に還元されるお金のことです。

どんな仕事をしていても、何かしらのサービスを社会に向けて提供し、その見返りとしてお金をいただくという構図は変わりません。

すなわち「どんなサービスを提供するか」でいただくお金の大きさは変動してきます。

では高収入と低収入の違いはどこにあるのでしょうか。

 

キーワードになるのは「影響力の大きさ」です。

10人を対象にしたサービスと1,000,000,000人を対象にしたサービスであれば、後者のほうが圧倒的に収入は大きくなります。

会社の社長はサービスそのものを0から作り出し、すべてのお客様とそこで働く全従業員に対して影響力を持っています。

一方で現場の最前線で働く一社員は、自分が抱える顧客分しか影響力を持っていません。

どちらも大切な仕事であり、重要な影響力であることに変わりはありませんが、その「影響力の大きさ」に基づいて収入の大きさは違ってきています。

これは「責任」という言葉に置き換えてもいいかもしれません。

つまり「収入が少ないなぁ」という愚痴は「私が社会に与える影響力は小さいなぁ」ということを意味しています。

…あまりかっこいい内容ではないですよね。。

収入を高めていきたいのであれば、会社や上司の悪口を言うのではなく「いかにして自分の影響力を大きくするか」を日々考えていくことが大切です。

 

そして、この影響力を大きくするために必要なことは「受け取る立場」から「与える立場」へシフトチェンジです。

いかに早くこのシフトチェンジの必要性に気付けるか、で人生は大きく変わってくると思います。

===================

人生の前半に苦労を経験しておかないと、この「なぜ?思考」「シフトチェンジの必要性」に気づけないまま人生の後半を迎えてしまいます。

大企業病とはまさにこのことです。

若いうちから大きな苦労もなく、敷かれたレールの上をただひたすらに進んでいると、思考力は低下し、いつまで経っても「与えられること」ばかりを望む人生になってしまいます。

 

ピンチはチャンスです。

低収入に感謝する日は必ずやってきます。

80歳になったとき「あの時代があったからこそ今があるなぁ」と言えるように、今を真剣に生きていきましょう。

人間社会の”序列”を決めるもの

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「レゾンデートル」という言葉があります。

これは「存在意義」という意味です。

 

魚は「泳ぐ」ことでレゾンデートルを表現し、鳥は「飛ぶ」ことによってレゾンデートルを表現します。

では人間は何によってレゾンデートルを表現するのでしょうか。

 

先日、とある本を読んでいた時に「人間は”知恵”によってレゾンデートルを示す」という言葉を目にしました。

私たち人間は、衣服も武器も所持できなかったら、自然界の中では弱い部類に入ってしまいます。

ゴリラのような力があるわけでもなく、チーターのようなスピードがあるわけでもないからです。

 

この非力で弱い存在の人間が、唯一他の動物に勝っていることは「頭脳」すなわち「知恵」です。

これは対自然界だけでなく、人間社会においても同じ話です。

つまり、人間社会の”序列”は

  • 「頭脳の格差」
  • 「知恵の豊富さ」

によって決まります。

これが溢れている人の周りには常に多くの人が集まり、そこにはお金も集まってきます。

 

ただここで勘違いをしてはいけないのは、頭脳や知恵というのは”学歴や試験の点数ではない”ということです。

頭脳や知恵の本質は

「他人の気持ちに寄り添えること」「より多くの人を笑顔(幸せ)にできること」

です。

より多くの人を(笑顔)幸せにできる=たくさんの人から求められる=お金が集まる、

という構造です。

 

私たちは、常に頭脳や知恵を磨いていく必要があります。

「どうしたらより多くの人を笑顔(幸せ)にできるだろうか」を追求している人はやっぱり誰が見ても魅力的な存在です。

そんな存在になれるようにがんばろう、と思う今日この頃です。

やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方

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漫画 君たちはどう生きるか

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【致知】2018年1月号「仕事と人生」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「仕事と人生」でした。

毎回いろいろな学びがありますが、今回もまた痺れる言葉が多く…心が洗われました。

今日は「仕事と人生」について考えてみようと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。

ユーグレナ社長:出雲充氏 × TBM社長:山崎敦義氏>

「人生という大きな円があるとすれば、その中にあるのが仕事という円です。本当に一所懸命、ひとところに命を懸ける人というのは、仕事と人生の中心がピタッと一致していると思います。」

「私はこの人生で、ミドリムシ以外のものを選ぶことは考えていません。ミドリムシで人と地球を健康にする。私はこの志をもとに、これからも歩んでいく覚悟です。」

(引用:同書P26)

 ミドリムシを手がける出雲氏と、新素材ライメックスを手がける山崎氏の対談内容は、読んでいてとても痺れるものがありました。

両氏ともご自身の事業に「人生を懸ける」思いが強く、1つ1つの言葉に重みを感じられました。

共通しているのは

  • 「何のためにやっているのか」という目的意識
  • 「絶対にあきらめない」というタフさ

です。

シンプルに言えば、生き様が「カッコイイ」

その一言に尽きると思います。

自分もがんばろう!とやる気にさせてくれるお話でした。

 

<アイウェル主宰:染谷和巳氏>

「何が楽しい人生かと言って、仕事観と人生観が一致している人生ほど楽しい人生はない。生活時間の多くを占める仕事が人生の目的となれば、それはそのまま人生の充実に繋がるからである。」

「会社では役職が下になるほど仕事と人生が乖離していく傾向がある。こうした社員を一人でも多く仕事イコール人生という価値観へと導いていくのが経営者の大切な役割である。」

(引用:同書P32)

 仕事観と人生観がイコールになる、すなわち仕事が自分の生き方になる…。

この言葉はとても納得感があり、スッと胸の中に入ってきました。

最近では「ワークライフバランス」という言葉が全面的に押し出され、仕事と人生を切り離して考える風潮が強くなってきています。

しかし、私たちの生活の大部分は仕事に費やされ、少なくとも「1日の1/3」「1週間の5/7」は仕事をしている現実があります。

その仕事をしている時間が苦痛であるということは、人生の大部分が苦痛であることを意味しています。。。

働く時間の対価が「お金」だけではもったいない!

やりがいや楽しさをもって、仕事に打ち込める環境が大切だと思います。

 

<オトナになるということ>

経営者の方や各分野で成功を収めている方に共通しているのが

「人生で大切なのは、お金じゃない」

という言葉です。

その反対に、転職を繰り返していたり、やりたいことが見つからないと嘆いている人たちに共通しているのが

「どうしたらもっと給与を上げられるか」

という言葉です。

 

これってどちらがスタート地点なんでしょうか?

「鶏が先か卵が先か」の話ではないですが、

『人生はお金じゃない』というマインドがあるから成功するのか…

はたまた、成功しているから『人生はお金じゃない』というマインドを持てるのか…

皆さんはどちらだと思いますか?

 

そもそもこの両者では「見ている目線の高さ」が大きく異なっているように感じます。

「世の中を良くしたい、もっと皆が快適に暮らせる社会を作りたい」

と思っている人と

「もっといい車を買いたい、もっといい服が欲しい」

と思っている人とでは、仕事の頑張り方や周りからの応援のされ方が大きく異なるのは必然です。

もちろん、たった一度の人生ですから自分を満たしてあげるのも大切です。

でも少しずつ目線を上げて「みんなのために、世の中のために」というマインドを持っていくことが、オトナになっていくということだと思います。

 

やりたいことが仕事になり、その仕事が人生になる。

そんな素敵な人生を送れたら最高ですよね!

人生一度きり、ぜひ充実した毎日を過ごしていきましょう!

人生と仕事について知っておいてほしいこと

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【致知】2017年12月号「遊」を読んでみての感想

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今月の致知のテーマは「遊」でした。

本気の「遊」はまさに人生そのものです。

今日はこのことについて考えてみようと思います。

 

<心に残った言葉シリーズ>

まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。

大阪桐蔭高野球部監督:西谷浩一氏>

「野球というスポーツは幼少期に遊びからスタートし、中学、高校と上がれば上がるほど、遊び心が失われ、苦しみが伴う。しかし、大事な一戦に勝った時には遊びでやっていた時以上の究極の喜びがある。一旦過ぎれば、また次の戦いに向かって苦しみ、そこを乗り越えるとまた究極の喜びを味わう。

このように苦しみと喜びを繰り返して、螺旋状に上昇していく。これこそまさに「遊」の境地ではないでしょうか。」(引用:p37)

 「遊」という言葉に対して私自身が感じていたことをズバリ表してくれたのがこの一文でした。

私も大学まで本格的に野球をやっていたので、その辛さと喜びは痛いほどにわかります。

辛いし、苦しいし、うまくいかないことも多いし…で、毎朝「今日は行きたくないな」と思いつつも、やっぱりグラウンドに足を運ぶ自分がいて。。

それでも仲間がいて、成長している自分を感じられて、勝つ喜びを味わうと「今日もがんばってよかったな」と思える。。

そんな環境には”草野球”にはない達成感とやりがいがあります。

これこそまさに「遊の境地」だと私も思います。

 

<プロ・フリーダイバー:篠宮龍三氏>

「最初はこのダイビングという競技を純粋に楽しんでいたのに、いつの間にか結果を求めて自分を縛ってしまっていた時期がありました。けれどもそんな次元では、競技を心底楽しんでやっている人には敵いません。」(引用:p49) 

「知好楽」という言葉があります。

これは「知っている人よりも、好きな人の方が結果が出る。さらには好きな人よりも、楽しんでいる人の方がより大きな結果が出る」という意味の言葉です。

仕事にせよ、スポーツにせよ「楽しい」という感情に勝るものはありません。

本気の楽しさを感じられるものと出会うことが、充実した人生を送るための要諦だと思います。

 

<「遊」の本質>

「遊」にはいろいろな意味があります。

旅行に行く、カラオケをする、飲み会をするといった気晴らしとしての「遊」もあります。

その一方で、上記で西谷監督が述べていたような本気になるからこそ得られる「遊」もあります。

どんな「遊」を選ぶかは自分次第です。

でも、私はやっぱり「本気の遊」を選びたいと思います。

近年、ワークライフバランスという言葉が叫ばれるようになって久しいです。

「仕事と家庭の両立を目指す」といえば聞こえはいいですが「何事もほどほどに」という姿勢では「本気の遊び」の境地には行き着けません。

人生の一時期には、バランスを大きく崩してでも本気になって打ち込める何かと向き合ったほうがよいのではないかと思っています。

 

私は今、日本ストレッチング協会に加盟し、所属企業においてもストレッチやボディケアを教える仕事に携わっています。

「体のケアをする文化を広めたい」「ストレッチの魅力をもっと多くの人に知ってほしい」という志のもと、個人でブログ運営も行っています(「【ストレッチのチカラ】)。

このブログは現在累計で60万PVにも達し、多くの人に応援されるようになってきました。

正直なところ、ワークライフバランスは取れていないと思います…苦笑

でも1つの志に基づいて日々活動していく毎日は、とても楽しく充実しています。

苦しさと喜びを感じられるのは「本気」の証拠です。

熱くいきましょう、たった一度の人生ですから。

 ぜひそんな「本気」の人たちと一緒に活動していきたいです。

いつも最後まで読んでくださる皆様、ありがとうございます。

一流になる人の20代はどこが違うのか

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