【致知】2018年1月号「仕事と人生」を読んでみての感想
今月の致知のテーマは「仕事と人生」でした。
毎回いろいろな学びがありますが、今回もまた痺れる言葉が多く…心が洗われました。
今日は「仕事と人生」について考えてみようと思います。
<心に残った言葉シリーズ>
まずは毎月恒例の心に残った言葉シリーズからです。
<ユーグレナ社長:出雲充氏 × TBM社長:山崎敦義氏>
「人生という大きな円があるとすれば、その中にあるのが仕事という円です。本当に一所懸命、ひとところに命を懸ける人というのは、仕事と人生の中心がピタッと一致していると思います。」
「私はこの人生で、ミドリムシ以外のものを選ぶことは考えていません。ミドリムシで人と地球を健康にする。私はこの志をもとに、これからも歩んでいく覚悟です。」
(引用:同書P26)
ミドリムシを手がける出雲氏と、新素材ライメックスを手がける山崎氏の対談内容は、読んでいてとても痺れるものがありました。
両氏ともご自身の事業に「人生を懸ける」思いが強く、1つ1つの言葉に重みを感じられました。
共通しているのは
- 「何のためにやっているのか」という目的意識
- 「絶対にあきらめない」というタフさ
です。
シンプルに言えば、生き様が「カッコイイ」!
その一言に尽きると思います。
自分もがんばろう!とやる気にさせてくれるお話でした。
<アイウェル主宰:染谷和巳氏>
「何が楽しい人生かと言って、仕事観と人生観が一致している人生ほど楽しい人生はない。生活時間の多くを占める仕事が人生の目的となれば、それはそのまま人生の充実に繋がるからである。」
「会社では役職が下になるほど仕事と人生が乖離していく傾向がある。こうした社員を一人でも多く仕事イコール人生という価値観へと導いていくのが経営者の大切な役割である。」
(引用:同書P32)
仕事観と人生観がイコールになる、すなわち仕事が自分の生き方になる…。
この言葉はとても納得感があり、スッと胸の中に入ってきました。
最近では「ワークライフバランス」という言葉が全面的に押し出され、仕事と人生を切り離して考える風潮が強くなってきています。
しかし、私たちの生活の大部分は仕事に費やされ、少なくとも「1日の1/3」「1週間の5/7」は仕事をしている現実があります。
その仕事をしている時間が苦痛であるということは、人生の大部分が苦痛であることを意味しています。。。
働く時間の対価が「お金」だけではもったいない!
やりがいや楽しさをもって、仕事に打ち込める環境が大切だと思います。
<オトナになるということ>
経営者の方や各分野で成功を収めている方に共通しているのが
「人生で大切なのは、お金じゃない」
という言葉です。
その反対に、転職を繰り返していたり、やりたいことが見つからないと嘆いている人たちに共通しているのが
「どうしたらもっと給与を上げられるか」
という言葉です。
これってどちらがスタート地点なんでしょうか?
「鶏が先か卵が先か」の話ではないですが、
『人生はお金じゃない』というマインドがあるから成功するのか…
はたまた、成功しているから『人生はお金じゃない』というマインドを持てるのか…
皆さんはどちらだと思いますか?
そもそもこの両者では「見ている目線の高さ」が大きく異なっているように感じます。
「世の中を良くしたい、もっと皆が快適に暮らせる社会を作りたい」
と思っている人と
「もっといい車を買いたい、もっといい服が欲しい」
と思っている人とでは、仕事の頑張り方や周りからの応援のされ方が大きく異なるのは必然です。
もちろん、たった一度の人生ですから自分を満たしてあげるのも大切です。
でも少しずつ目線を上げて「みんなのために、世の中のために」というマインドを持っていくことが、オトナになっていくということだと思います。
やりたいことが仕事になり、その仕事が人生になる。
そんな素敵な人生を送れたら最高ですよね!
人生一度きり、ぜひ充実した毎日を過ごしていきましょう!
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