低収入に感謝する日
- 収入が少ない
- 頑張っているのに認められない
- 世間と自分を比べてしまう
社会人になって数年が経つと、多かれ少なかれこのような悩みや不安(不満)を感じる瞬間がやってきます。
今いる環境を生かすも殺すも自分次第です。
ただ1つ言えることは「人生の前半は苦労をしておいたほうがいい」ということです。
苦労=うまくいかないこと=理想と現実のギャップ、これが大きければ大きいほど「自分の頭で考える習慣」が身についてきます。
- なぜ自分は収入が少ないのか
- なぜ頑張っているのに認められないのか
この「なぜ?」の習慣を身につけられるかどうかで、その後の人生の飛躍度合いは変わってくると思います。
「なぜ自分は収入が少ないのか」
収入とは、社会(会社ではなく)から自分に還元されるお金のことです。
どんな仕事をしていても、何かしらのサービスを社会に向けて提供し、その見返りとしてお金をいただくという構図は変わりません。
すなわち「どんなサービスを提供するか」でいただくお金の大きさは変動してきます。
では高収入と低収入の違いはどこにあるのでしょうか。
キーワードになるのは「影響力の大きさ」です。
10人を対象にしたサービスと1,000,000,000人を対象にしたサービスであれば、後者のほうが圧倒的に収入は大きくなります。
会社の社長はサービスそのものを0から作り出し、すべてのお客様とそこで働く全従業員に対して影響力を持っています。
一方で現場の最前線で働く一社員は、自分が抱える顧客分しか影響力を持っていません。
どちらも大切な仕事であり、重要な影響力であることに変わりはありませんが、その「影響力の大きさ」に基づいて収入の大きさは違ってきています。
これは「責任」という言葉に置き換えてもいいかもしれません。
つまり「収入が少ないなぁ」という愚痴は「私が社会に与える影響力は小さいなぁ」ということを意味しています。
…あまりかっこいい内容ではないですよね。。
収入を高めていきたいのであれば、会社や上司の悪口を言うのではなく「いかにして自分の影響力を大きくするか」を日々考えていくことが大切です。
そして、この影響力を大きくするために必要なことは「受け取る立場」から「与える立場」へシフトチェンジです。
いかに早くこのシフトチェンジの必要性に気付けるか、で人生は大きく変わってくると思います。
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人生の前半に苦労を経験しておかないと、この「なぜ?思考」や「シフトチェンジの必要性」に気づけないまま人生の後半を迎えてしまいます。
大企業病とはまさにこのことです。
若いうちから大きな苦労もなく、敷かれたレールの上をただひたすらに進んでいると、思考力は低下し、いつまで経っても「与えられること」ばかりを望む人生になってしまいます。
ピンチはチャンスです。
低収入に感謝する日は必ずやってきます。
80歳になったとき「あの時代があったからこそ今があるなぁ」と言えるように、今を真剣に生きていきましょう。